DAY029|アムハラ語訓練終了

5月13日(火)

活動言語と生活言語

協力隊には基本、「活動言語」と「生活言語」がある。

活動言語は、自分の配属先で主に使われる言語。

生活言語は、現地の日常生活で使う言語。

活動言語は、日本の訓練所で学び、生活言語は、現地に着いてから1か月ほど学ぶ。

私の活動言語は英語で、生活言語はアムハラ語。

現地語学訓練

4月16日(水)にエチオピアに到着して、翌週の月曜日からアムハラ語の訓練がはじまった。

最初は1日3時間、慣れてきたら1日5時間、計15日・63時間。

何時間するかは、国によっても結構違うみたい。

教科書

語学訓練がはじまって一番最初に言われたことは、「読み書きを覚えたいなら各自でやってね」

アムハラ語のこんな(አማርኛ)うにゃうにゃ文字を使わない授業ということで一安心。

先輩隊員が作ってくれた教科書(左)もあるけど、それは使わず、先生が作成したオリジナルの教科書(右)で授業が進む。

教科書には、英語で意味と、発音が書かれてる。

なんでアベバなのにAbabaって書く?

日本にはない発音記号がちょっとだけある。

エチオピアの首都、アディスアベバって英語表記だと「Addis Ababa(アディスアバ)」。

これが不思議だったけど、発音記号も含めて書くと、「Addis Abəba」らしく納得!

「ə」はウとエの中間みたいな発音っぽい。

ちなみに、「Addis」が「新しい」、「Ababa」が「花」で「新しい花」という意味。

新しい家って言いたいときは、「Assid bet」っていう。

一番覚えやすい形容詞(笑)

語順は日本語と一緒

英語と日本語は語順が違くて苦労しがちだけど、アムハラ語は日本語と一緒。

私はトイレに行きたいです。(授業中の最重要ワード)

ine(私) sint bet(トイレ) mehed(行く) ifeligallehu(したい)

迷ったときに日本語思い出せばいいのはありがたい。

時制と動詞の活用

現在形と未来形は同じ、過去形は異なる。

主語によっても変化する。

以下、行く-goの現在・未来形、主語によって変わる動詞の活用。

結構キリがないので、まずは「私」の部分だけ覚えて、と言われた。

他にもbe動詞の現在形・過去形と、「Can I」と「want to」を習った。

動詞の原形は、「Can I」と「want to」のときに使える。

〜したいしか言わなくて良ければ、動詞の原形だけ覚えれば良い!

最終試験

最終日に試験があった。

試験というよりは、「重要なところは覚えてきて、確認するよ」って感じ。

試験前日に出題範囲が言われた。

自己紹介と家族の紹介、日本にいつ来た、いつ帰る、命令文(配属先で使うような「座って」「こっち見て」とか)、名詞、時制による動詞の変形の仕方。

私の配属先は英語が通じるから、そこまで重要視してなかったけど、最後の試験はちゃんと覚えた。

もう忘れたけど(笑)

幼稚園の先生だと、英語が喋れない人も多いらしく、同期は苦労することになるかも(笑)

基本的なフレーズ

最後にエチオピアに来たらぜひ使ってほしい基本フレーズを紹介。

あいさつは何種類かあるけど、これが一番簡単。

「səlam(サラム)」こんにちは

How are you?とか聞かれたら、これ。

「dəhna igzeeabher yiməsgən(デナ、イグザビア・インマスガン)」元気です、神よありがとう。

一番ウケが良いです(笑)

最後に。

「aməsəginalləhu(アムセグナル)」ありがとう

どれくらい英語が通じるか

ホテルやちょっといいレストランだったら通じる。

タクシーの運転手さんは半々くらい。

小さな商店や八百屋さんだと通じない。

ホテルのレストランで調理している女性陣たちも通じない。

数字はほとんどの人が英語で言えるから、買い物には困らない。

通じない人もいるけど、喋れる人は日本人の平均より全然喋れる。

日本ももっと英語伸びればいいな。

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