5月13日(火)
活動言語と生活言語
協力隊には基本、「活動言語」と「生活言語」がある。
活動言語は、自分の配属先で主に使われる言語。
生活言語は、現地の日常生活で使う言語。
活動言語は、日本の訓練所で学び、生活言語は、現地に着いてから1か月ほど学ぶ。
私の活動言語は英語で、生活言語はアムハラ語。
現地語学訓練
4月16日(水)にエチオピアに到着して、翌週の月曜日からアムハラ語の訓練がはじまった。

最初は1日3時間、慣れてきたら1日5時間、計15日・63時間。
何時間するかは、国によっても結構違うみたい。
教科書
語学訓練がはじまって一番最初に言われたことは、「読み書きを覚えたいなら各自でやってね」
アムハラ語のこんな(አማርኛ)うにゃうにゃ文字を使わない授業ということで一安心。
先輩隊員が作ってくれた教科書(左)もあるけど、それは使わず、先生が作成したオリジナルの教科書(右)で授業が進む。

教科書には、英語で意味と、発音が書かれてる。
なんでアベバなのにAbabaって書く?
日本にはない発音記号がちょっとだけある。

エチオピアの首都、アディスアベバって英語表記だと「Addis Ababa(アディスアババ)」。
これが不思議だったけど、発音記号も含めて書くと、「Addis Abəba」らしく納得!
「ə」はウとエの中間みたいな発音っぽい。
ちなみに、「Addis」が「新しい」、「Ababa」が「花」で「新しい花」という意味。
新しい家って言いたいときは、「Assid bet」っていう。
一番覚えやすい形容詞(笑)
語順は日本語と一緒
英語と日本語は語順が違くて苦労しがちだけど、アムハラ語は日本語と一緒。
私はトイレに行きたいです。(授業中の最重要ワード)
ine(私) sint bet(トイレ) mehed(行く) ifeligallehu(したい)
迷ったときに日本語思い出せばいいのはありがたい。
時制と動詞の活用
現在形と未来形は同じ、過去形は異なる。

主語によっても変化する。
以下、行く-goの現在・未来形、主語によって変わる動詞の活用。

結構キリがないので、まずは「私」の部分だけ覚えて、と言われた。
他にもbe動詞の現在形・過去形と、「Can I」と「want to」を習った。
動詞の原形は、「Can I」と「want to」のときに使える。
〜したいしか言わなくて良ければ、動詞の原形だけ覚えれば良い!
最終試験
最終日に試験があった。
試験というよりは、「重要なところは覚えてきて、確認するよ」って感じ。
試験前日に出題範囲が言われた。
自己紹介と家族の紹介、日本にいつ来た、いつ帰る、命令文(配属先で使うような「座って」「こっち見て」とか)、名詞、時制による動詞の変形の仕方。
私の配属先は英語が通じるから、そこまで重要視してなかったけど、最後の試験はちゃんと覚えた。
もう忘れたけど(笑)
幼稚園の先生だと、英語が喋れない人も多いらしく、同期は苦労することになるかも(笑)
基本的なフレーズ
最後にエチオピアに来たらぜひ使ってほしい基本フレーズを紹介。
あいさつは何種類かあるけど、これが一番簡単。
「səlam(サラム)」こんにちは
How are you?とか聞かれたら、これ。
「dəhna igzeeabher yiməsgən(デナ、イグザビア・インマスガン)」元気です、神よありがとう。
一番ウケが良いです(笑)
最後に。
「aməsəginalləhu(アムセグナル)」ありがとう
どれくらい英語が通じるか
ホテルやちょっといいレストランだったら通じる。
タクシーの運転手さんは半々くらい。
小さな商店や八百屋さんだと通じない。
ホテルのレストランで調理している女性陣たちも通じない。
数字はほとんどの人が英語で言えるから、買い物には困らない。
通じない人もいるけど、喋れる人は日本人の平均より全然喋れる。
日本ももっと英語伸びればいいな。